年間約60万人の旅行者が観光におとずれる天川村は紀伊半島中部に位置しています。
集落部は、441m~820mの標高にありますので、県北部の奈良盆地より気温が5℃から3℃低くく、夏の間は避暑地としてにぎわいます。
天川村の山岳美、渓谷美、原生林の自然美から四季折々の景観が豊かな場所が多数あり、有数の観光名所となってます。
吉野熊野国立公園に指定されているほどです。
古くから天の国と崇められ、歴史の舞台に幾多となく登場した吉野郡天川村。天川村の観光名所と行事内容のご紹介を致します。
天川村で大峯山といえば日本百名山としても有名です。
修験道の祖・役行者が開いたといわれているわが国修験道発祥の地で、今も多くの行場や難所があります。絶壁から逆さづりにされる「のぞきの行」は特に知られています。
山頂からは、天川村はもちろん、はるか大台ケ原まで遠望できる雄大なパノラマが楽しめます。
天川村の雄大な自然の中にポッカリと口を開ける、昭和8年に発見された日本でも貴重な鍾乳洞で、奈良県の文化財に指定されています。
洞内には、釣鐘や乳房の形をした鍾乳石がいくつも垂れ下がり、じっと見ているとまるで彫刻作品のようです。自然が創り出す神秘的な美しさが漂ってきます。
日本の名水百選にも選ばれた、石灰質の地層で磨かれた名水で、古来から万病に効くとされています。
天川村は古来から水の綺麗な土地ですが中でも「ごろごろ茶屋」有名。「ごろごろ茶屋」では採水もできるほか、ペットボトルで販売もされています。
葛製造の重要な条件としての、きれいな透き通った空気、厳寒、冷名水、この3つの条件の一つごろごろの水と同様のこの一帯の名水を利用しての吉野葛の製造を行っております吉野葛本舗理源堂もどうぞご利用下さい。
8月に行われる「行者まつり」は、役行者が冤罪で伊豆に流され、後に無実が晴れて大峯山にかえったとき、行者の高弟後鬼の住民(洞川住民)が熱狂的に出迎えた様子を鬼踊りとしてあらわした奇祭です。他にも年間にさまざまな行事が執り行われ、四季を通して楽しめます。